- 退職ラッシュが起きてしまった!
- 社員がどんどん辞めていく!
この人手不足のご時世、そういった悩みをお持ちの方は珍しくないと思います。
特に最近は劣悪な労働環境で働かされるブラック企業が増えていることもあり、あなたのような状況の方は多いかもしれません。
今は人手不足の会社が増えて転職がしやすくなってきたこともあり、割とカジュアルに会社を辞めて転職していく傾向にあります。
帝国データバンクの2022年10月の調査によると、51.1%の企業が「正社員が足りていない!」と回答しており、特に情報サービス業を含む8業種では60%以上と深刻な人手不足となっています。
ムリに耐えても精神的に潰されるリスクすらあるため、1人辞めていくと堰を切ったように1人、また1人と辞めていくケースが多いです。
それが原因で退職ラッシュに陥ってしまうというケースも珍しくありません。
この記事では退職ラッシュが起きてしまう会社の特徴と、退職ラッシュで社員がどんどん辞めていってしまう時の対処法について解説しました。
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退職ラッシュが起き、消耗している人は珍しくない
最近はあなたのように、退職ラッシュに巻き込まれて消耗してしまう方は珍しくありません。
転職も一般的になってきましたし、今はイヤなことがあるとすぐ辞めてしまう人も多いですからね…。
ネットやSNSなどを見てみても、
心の支えの上司が今週やめる。
来月は同期二人も辞め、その次は先輩が産休へ。
ここでやっていける気がしない。
そのくらいまだマシですよ。
うちの部署は今年に入ってもう5人辞めましたw
息子に代替わりして一気にブラック化したのが要因。
自分もこの退職ラッシュのビッグウェーブに乗りたい…。
うちの施設も退職ラッシュ起きてます(´;ω;`)
求人誌とハロワで募集かけてるのは見たが応募一件もない。
失業者増えてるはずなのに誰も応募しないってすごいな。
選り好みしなければ仕事はあるが、ブラックで長続きしない、潰されるだけだって知られてるからやらないんだろうね…。
派遣先で退職ラッシュが起きててヤバい兆候になっている。
今年に入って社員さんが立て続けに辞めていった。
そのうえ「直接雇用のパートにならないなら契約更新しない」とか言ってきやがった。
断ったら「やっぱり契約更新する」とか言ってきたが、もうこの職場は信用できないから見限った。
この業界はすぐ別の職場で働けるから、沈みゆく船からはサッサと逃げるに限るね。
正社員なんて逃げにくいから絶対なりたくないわ。
こんな意見が散見されますね…。
最近は労働者を大事に扱わないブラック企業が増えているため、労働者側も愛社精神なんてカケラほども持ち合わせていない人が多いです。
愛社精神なんて持ったところで給料も上がらず都合よくコキ使われ、搾取されるだけです。
イヤなことがあると無慈悲に転職していってしまうケースが多いですね…。
特にみんなの心の支えになっているような有能な人が辞めると、退職ラッシュに繋がってしまう場合が多いです。
退職ラッシュが起きてしまう会社の特徴は?
退職ラッシュが起きてしまう会社には、一定の特徴があると思います。
大抵は労働環境の悪いブラック企業のことが多いですが…。
それまではみんな我慢して働いていたのに、抜け出す人間が出てきたところを見て「じゃあ俺も」という風に退職ラッシュに繋がることが多いです。
そういった会社の特徴はどのようなものがあるのでしょうか?
給料が安すぎる
退職ラッシュが起きてしまう会社というのは、まず給料が安すぎるということが挙げられます。
そもそも我々が何のために働くかといえば、お金のため生活のためです。
頑張って働いてもたいした給料が稼げないのであれば、さっさと辞めていってしまう傾向にあります。
そもそも大の大人を安い給料でコキ使おうという会社側が間違っているので、自業自得ですが…。
特に最近の人はブラック企業などの情報に敏感です。
以前辞めていった同僚がいい会社に勤めているという情報を聞けば、「今のうちに転職しておいた方が良いかも」という風に考えて、給料が安すぎる会社からはどんどん転職していってしまうんです。
給料が安いと老後の年金の金額も全く変わってくるため、死活問題です。
休みが少なすぎる
あとは休みが少なすぎる会社もどんどん辞めていきますね。
給料が高かったとしても、休みが少ないとそもそも体がもたないですし、過労で命まで落としてしまう方も珍しくありません。
他人より少しばかり高い給料が貰えたところで、使う暇がなければ意味がありませんからね。
世間では年収マウントをしてくる人が多いですが、稼ぎが多くても使う時間や楽しむ時間がなければ、何の意味もありません。
こういった会社ですと、待遇が良くてもブラック企業と判断されるケースも多いため、社員がどんどん辞めていってしまう傾向にあります。
「20代で家が建ち、30代で墓が立つ」なんていう言葉があるほど高給激務な会社もあるようですが、いったい何のために働いているのか?疑問を抱かざるを得ません。
健康より大事なものなんて、普通無いですよ。
人間関係が悪すぎる
人間関係が悪すぎる会社も、退職ラッシュが起きることが多いです。
退職の一番の原因になるのは、人間関係とも言われていますからね。
特に退職ラッシュが起こってしまうと、最後に残ったのは性格の悪いお局社員だけ…なんていうケースも珍しくありません。
特に最近は転職がしやすいご時世ですし、そんな嫌な人間と我慢して働く必要もないのです。
労働環境がブラックで、頑張っても報われることがない
退職ラッシュが起きる会社というのは、ほぼブラック企業です。
ブラック企業は上で述べたように、給料も安く休みも少なく、人間関係も最悪です。
それでいて、いくら仕事を頑張ったところで給料も上がりませんし、まず報われません。
ブラック企業の経営陣は「従業員なんて使い捨てのゴミ」ぐらいに思っていますから、頑張ったところで馬鹿を見るだけです。
そんな会社で希望を持って長く働ける人はほとんどいないため、どんどん辞めていきます。
代わりはいくらでもいると考えている
退職ラッシュが起きる会社というのは、「社員の代わりなんていくらでもいる」と考えてるケースが多いです。
つまりは社員を大事にしないんですね。
こういった会社で長く働いてしまうと、転職が絶望的になった中高年以上の年齢になった時に「お前の代わりはいくらでもいるんだ!」なんて言われて足元を見られてしまう可能性が高いです。
そうならないうちに、若いうちにさっさと見限って転職していってしまうんですね。
経営陣の頭が悪い
退職ラッシュが起きる会社というのは、まず経営陣の頭が悪い傾向にあります。
というか頭が良ければもっと待遇を良くしたりして、従業員の定着を図ろうとしますからね。
それができない頭の悪い経営陣がいる会社だからこそ、退職ラッシュなんて起きてしまうんです。
こういった経営陣がいる会社ですと、そもそも退職ラッシュに上の人間が気づくことすらなく、気付けば手遅れという状況になります。
こういったオツムの弱い経営陣は、退職ラッシュが起きても「最近の若者は根性がない!自己責任!」なんて思考停止して人員補充すらせず、残された人たちにしわ寄せがいき、更なる退職ラッシュを呼びます。
そもそも問題を認めなければ、解決のために行動することすらできません。
退職ラッシュに巻き込まれたらどうしたらいい?
退職ラッシュに陥ってしまう会社の特徴としては色々とあると思いますが…。
それに巻き込まれる方としてはたまったものではありません。
残った人間にしわ寄せが来てしまいますし、それまで3人でやっていたような仕事を1人でやらされる…なんていうケースも珍しくありませんからね。
対処法について解説しましたので、参考にしてみてください。
給料を上げて引き留める
そもそも退職ラッシュが起こった時点で、今いる従業員も「早めに辞めないと逃げ遅れるかも…?」と考えているケースが多いです。
なので、これまでに辞めていってしまった人達は仕方ないですが、これ以上退職が起きないようにしていく必要があると思います。
それには給料を上げて引き止めることですね。
そうすればもしかしたら、「まだ働いてもいいかな」と退職を思いとどまる人も出るかもしれませんし。
我々が何のために働くかといえば、お金のため生活のためです。
大したお金が稼げないなら留まる理由もありませんし、家族を養わなければならない社員であれば、たくさん稼げないと家族にも迷惑がかかってしまいますからね。
給料が上がれば、もしかしたら思いとどまってくれる可能性もあります。
結局はこうやって根本的に待遇を改善していかないと、人材を食い止めることは難しいのではないでしょうか?
安い給料で強引に働かせることができたとしても、低所得では税収も増えませんし社員の家族にも迷惑がかかりますし、そんな会社は早めに潰れたほうが社会のためです。
派遣さんを入れて凌ぐ
あとは派遣さんを入れて凌ぐというのも手段の一つです。
退職ラッシュが起きてしまい人手不足に陥っている会社は、派遣さんを入れてその場凌ぎで何とか回しているケースが多いですね。
派遣は割高ですが、退職ラッシュが起きるような人材を大切にしない会社は、派遣のような傭兵を使ってその日暮らしのように業務を回していくしかありません。
まぁ、従業員を大事にしなかったペナルティのようなものだと思いますね…。
ただ派遣を多用している会社というのは、人を大切にしない傾向にもあります。
特に最近は派遣スタッフなんて人手不足に陥っているケースも多く、潰れる派遣会社も増えてきています。
今は派遣先なんていくらでもあるため、仕事を覚えたと思ったらさっさと他の派遣先に行ってしまったりして、人間関係も悪い傾向にあります。
結局は抜本的に労働環境を改善して、派遣だろうが正社員だろうが働きやすい環境を作り、長く働いて貰うしかないのです。
今のご時世、「派遣には食堂を使わせない!」なんて差別しているような、潰れたほうが世の中のためになるような会社からは、派遣も正社員もさっさと辞めていきます。
早めに転職活動を始める
そもそもそんな退職ラッシュが起こってしまうような職場というのは、先は長くないと思います。
最近は本当に人手不足で、倒産する会社も増えてきていますからね。
一日でも若い方が転職には有利なので、早めに動いておいた方がいいでしょう。
探せばマシな仕事は他にもたくさんある傾向にありますので、そんな退職ラッシュが起こる会社からは早めに転職してしまった方がいいと思います。
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まとめ
最近は少子高齢化による生産年齢人口の減少によって、人手不足に陥っている会社が多いです。
帝国データバンクの2022年10月の調査によると、51.1%の企業が「正社員が足りていない!」と回答しており、特に情報サービス業を含む8業種では60%以上と深刻な人手不足となっています。
近年は外国人労働者が増えてきていますし、これからも増えるでしょうが、中国や東南アジアなども経済発展により人手不足に陥ってきており、人材の争奪戦が起きつつあります。
果たしてこんな落ち目の国家に、他国で使えないような日本語を覚えてまで、どのぐらいの外国人労働者が来てくれるのか?甚だ疑問です。
まあそんな退職ラッシュが起きる会社からは、更に人がいなくなっていくでしょう。
今のネット社会では、人を大切にしないような、社会から消えたほうが世の中のためになるような会社の情報はすぐにSNSや転職口コミサイトなどでシェアされ、どんどん人が辞めていき新たな人材も来ない傾向にあります。
一日でも若いほうが転職には有利ですから、今のうちにもっと従業員を大切にする良い会社に移ってしまった方が良いでしょう。