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会社辞めてすぐ転職活動の予定が無職に!ネットと酒浸りの毎日の体験談

chaliceks / Pixabay

 

30代で無職を経験した方の体験談をご紹介します。

今回は、人間らしい生活のために激務の仕事をやめたものの、待っていたのはみじめな生活だった…という経験をした方の体験談をご紹介します。

 

 

転職しようと仕事をやめたが、ダラけて酒を飲む日々

大学を卒業してから一度転職をして、35歳まで同じ会社で勤めていました。

 

休日出勤も当たり前でサービス残業も当然といった環境で、もっとちゃんとした人間らしい生活をしたいと思い仕事を辞めました。

退職前から、すぐに次の仕事をやらずに、しばらくはいままで取れなかった休日を堪能しようと思っていました。

 

しかし、特にどこかに出かけるわけでもなく、1週間を過ぎた頃から起きたら酒を飲んで、ネット動画をあさる日々になってしまいました。

そろそろ仕事を探さないとおもい、転職サイトをみるものの、いつの間にかまたネットで面白動画をみたりまとめサイトを見たりして酒を煽る生活。

 

仕事探すのも面倒!酒と面白動画浸りの毎日!

酒がなくなったと思い、買い物に行きますが平日の真昼間から、いい年したおっさんがほろ酔い気分で酒を探す姿に、明らかに冷たい視線を感じます。

それでも「こっちは、信じられないくらいに忙しく働いてきたんだ!」なんて強がっていました。

 

しかし、そんな生活が2ヶ月も続くと、今度は新しい仕事に就くことが面倒になってきます。

本来の予定ならば、そろそろ再就職活動を始める予定だったのに「明日でいいか」なんて自分で自分に言い訳をしていました。

 

そして何度も見た動画を繰り返し見ては酒を飲んで眠る…。そんな生活で昼夜も逆転してしまいました。

正直、今思い返してみてもクソみたいな日々です。

何の生産性もありません

 

小学生を見て昔を思い出し号泣!こんな人生クソだ!

一月に会社を辞めたので、2か月経った4月の頃。

いつものように買い物に出かけると、ちょうど近所の小学校の入学式の日とぶつかったのか、スーパーにはたくさんの親子連れが居ました。

 

自分と同い年くらいの両親が、小さい子供を連れて幸せそうに歩いている姿。

それに引き換え自分は何をやっているのか…。

 

店内には自分が子供の頃に聴いていた「ドキドキドン!一年生」という曲が流れていました。

こんな新しい仕事も探さず、酒びたりになる大人になるなんて当時は思いもよらなかったのに…。

 

そう思うと涙が出てきて、思わず泣いてしまいました。

こんなところで泣いたら変質者だと思っても、涙は止まらず、自分の情けなさに思わずトイレに駆け込み号泣してしまいました。

 

旧友のFBを発見し驚愕!冴えないアイツも妻子がいた!

普通の話ならここで「やる気を取り戻し、転職活動に邁進!」なんてことになるのでしょうが、そうはなりませんでした。

当時の私はクズでしたので、嫌なことは酒を飲んで忘れようと思い、酒に逃げてまたしてもネットを見ていました。

 

しかし、そこで高校までずっと一緒だった同級生のフェイスブックのページを発見。

そこには「今日は長男○○の入学式でした!」という写真がアップロードされています。

 

高校時代全くさえていなかったアイツが……結婚して子育てして今日入学式…………???

おそらく今頃は、お祝いの晩御飯を家族で囲んでいるであろうに、自分はパソコンデスクをテーブル代わりに、買ってきた3割引の御惣菜をつまみに、酒を煽っている。

 

自分ひとりでは気付かなかった、自分の年齢相応の生活や幸せと、

それを持っていない自分のギャップを一日で集約して見せられ、自分の将来や人生をいやがうえにも考えることとなりました。

 

真っ当な人生に戻るため邁進!

とにかくいかに貯金があろうとも、いまのままの無職の生活に慣れてしまっては、ちゃんとした仕事に就けない。

さらに仕事に就かなくては真っ当な人生を歩めないと改めて気付き就職活動をはじめました。

 

いきなり正社員で復帰するのは多少怖かったので、まずは派遣会社に登録し派遣社員として働き始めました。

それまで働いていたのとは全く違う業種や職場環境を経験できて、自分の視野が広がった気がしました。

そこで、いままで自分が経験したことの無い職種をこの機会に体験しておこうと思い派遣やバイトなどを掛け持ちして、色々な経験値をつむことにしました。

 

それをはじめて1年半ほどしたころに、派遣社員として働いていたIT関連の会社から「社員にならないか」とのお誘いを受けました。

そしてそのまま社員となり正社員としての復帰を果たしました。

 

とにかく一歩を踏み出してみましょう

仕事をして改めて気付いたのですが、人間は弱いもので無職で何の人間関係の悩みも無い生活はとても楽ですし、居心地がいいものです。

ただ休みが2ヶ月も続くと快楽の「楽」はあっても「快」が無いということに気付きます。

 

働いて、色々な悩みやストレスがあっても、そのお陰で休日の解放感や充実感を得られるのだなと思います。

働くというのは楽なことではありませんが、そこには人としての充実感が確実にあります。

 

これを見ているのはかつての私のように30代の無職の方が多いのだと思いますが、何もせずダラダラしていても、何も変わりません。

それは、実際にみじめな思いを体験した私だからこそわかります。

 

しばらく働いていないと何をするのも面倒になってきてしまいますが、何も考えずに「エイヤッ!」と飛び込んでみると、また新しい世界が開けてくるかもしれません。

飛び込んでみると、実際なんでもなかったりしますよ!

私にもできたんですから、あなたにもできるはずです。

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