30代職歴なしだけど、介護職なら就けそう!
そうお考えの人は多いかもしれません。
確かに介護職の求人は多く、深刻な人手不足に陥っています。
- 「介護職なら…」
- 「介護でもやるか…」
と考えている人は多いのではないでしょうか?
私は以前介護職員として働いていた経験がありますし、身近に介護職員の方が何人もいます。
果たして実際はどうなのでしょうか?
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介護職の有効求人倍率は高い!他国も介護人材を欲しがっており取り合いに
30代職歴なしの方でも、介護職ならば就職できる可能性が高いです。
厚生労働省が発表した「一般職業紹介状況」によりますと、2022年9月の介護サービス業の全国有効求人倍率は3.78倍となっています。
一般職業紹介状況(令和4年9月分)について | 厚生労働省 (mhlw.go.jp)
世間を騒がせている例のアレの影響で一時的に下がりましたが、下がる前は4倍以上ありました。
しかし新規求人倍率は4倍を超えているため、相変わらず人手不足トレンドなのは変わりません。
高齢者数のピークは2040年頃と言われており、それまでは仕事に困る可能性は低いでしょう。
少子高齢化に陥っているのは日本だけではなく、先進国は多かれ少なかれ介護人材不足に悩んでいます。
中国ではなんと2021年に65歳以上人口が2億人を突破し、深刻な介護人材不足に陥っているようです。
最近は東南アジアや中国も経済発展して給料が底上げされてきていますので、わざわざ日本語を覚えてまで日本に介護職をしに来る移民も期待できなくなってきています。
日本はここ30年給料も全然上がっていないため、他国に人材まで買い負けてきています。
逆に言えば、30代職歴なしのあなたのような人材でも、余裕で就職しやすくなってきているのです。
30代職歴なしでも余裕!50代未経験でも介護職員になれる
結論からもうしますと、30代職歴なしでも介護系で就職することは十分に可能です。
というか、私も一時期介護職員やってたことありますし、周りにも現役の介護職員結構います。
今は少子高齢化による人手不足トレンドで、他に仕事はたくさんありますから、介護職は避けられる傾向にあります。
- 「正職員で募集かけても全然こない!」
- 「応募0で代わりの人間がいない!」
- 「新人が来てもすぐ辞めてしまう!」
こういった悲鳴をよく聞きます。
私の身内が介護職員してますが、マジで募集をかけても人が来ず、代わりがいないので休みも少ないようです。
そもそも新人が来ても長続きしないため、バンバン辞めていきます。
私が介護職員として働いていた時も、後から入ってきた後輩がどんどん辞めていきました…。
同僚には50代未経験で介護職に飛び込んできた人もいましたが、人がいないので消去法で正社員登用されていました。
働き続けてさえいれば勝手に同僚が辞めていくため、イヤでも正社員登用の話が来ますね。
不安なら、先に資格を取得するのもあり
ですが30代で職歴なしですと、働き始めるのに不安だと思います。
職歴なしと言ってもフリーターしてたとか、たまにバイトしてるとかで、最低限の就労能力があるなら別ですが。
しばらく働いていない、そもそも全然働いたことがないガチの職歴なしですと、ちょっときついです。
その場合は、社会復帰のリハビリというか手慣らしのために、先に資格を取得しておいたほうがいいかもしれません。
今なら別に無資格でも採用されると思いますが、不安なら先に資格を取っておいたほうが、その課程の勉強でどんな仕事か知ることができます。
こちらのサービスは働きながら介護の資格が取れるのでお勧めです。
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職業訓練で介護職員初任者研修の資格を取れる
ハローワークなどに行くと、就職情報のコーナーがあります。
そこで職業訓練校の案内パンフレットが置いてあります。
そこで様々な職業訓練コースの情報を得ることができます。
介護職員初任者研修の資格が取れるコースもありますね。
テキスト代がかかりますが、学費はタダです。
求職者支援制度を利用すれば、条件を満たせば月に10万円の生活給付金を貰いながら訓練を受けることもできます。
職歴なしで働いていない人ですと、生活リズムが乱れて体力やコミュニケーション力が落ちている人も多いでしょう。
職業訓練校のような学校に通い、社会復帰のリハビリをするのもいいと思います。
⇒職業支援・給付金などについて知る|ハロトレ特設サイト|厚生労働省
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今ならもう少しいい仕事も見つかる可能性が?
ですがやはり介護職となると、給料が安い傾向にあります。
東京などの都会ですと、他にいくらでも仕事があるので時給が釣り上がり、介護の派遣社員でも東京なら年収400万円以上稼げる場合もあるようですが。
東京では介護職員が深刻な人手不足のため、介護夜勤派遣一回で3万円前後出す施設も増えてきているようですね。
地方ですと夜勤して月給18万~20万、手取り15万~16万、ボーナス入れて年収250~300万くらいの施設が多いです。
30代職歴なしから正職員になれればそれでも良いかもしれませんが、今ならもっと給料高い会社は見つかる可能性があります。
帝国データバンクの2022年10月の調査によると、51.1%の企業が「正社員が足りていない!」と回答しており、特に情報サービス業を含む8業種では60%以上と深刻な人手不足となっています。
介護職は40代職歴なしでも就けると思いますから、ダメ元で他の業界も受けてみると良いかもしれません。
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他のブラック業界に比べれば、比較的マシかも
介護職というと、
- 「大変な割に給料が安い」
- 「ブラック業界の代表格」
- 「休みも不規則できつい」
なんて言われますが、他のブラックと言われている業界に比べれば、比較的マシです。
経験してたから分かりますが、まともな施設ならちゃんと週2日は休めますし、夜勤明けの日は出勤した扱いなのに実際は休めます。
実際は結構休み多いですね。
地方の中小企業なんてボーナス無しか寸志の会社も多い中、介護職でいい施設だと年間4~5ヶ月分くらいボーナス出たりします。
ただ基本給が低いのでそれほどでもありませんが…。
看護師や医者でなくても病院に勤められるので、結構ボーナス貰えたり福利厚生が充実してたりします。
「30代職歴なしでも正社員になりたい」というのであれば、それほど悪い選択肢ではないかもしれません。
ただ、職歴無しの部分がひっかかるので、最初はパートや契約社員での採用になるかもしれませんが。
まとめ
今は本当にこの業界は人がこないので、社会復帰するならチャンスかもしれません。
ただ、介護以外でも人手不足ですから、別に介護に拘る必要もないかもしれませんが。
まあ、求人が多い今は仕事を探すならチャンスですね。
ネット見ると「30代職歴無しだと終わり」みたいに言われてますがさすがにネガティブ過ぎますし、そこまででもありません。
この機会を逃さずに仕事を探し、職歴をつけていくとよいでしょう。